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萌えた時に萌えたものを書いたり叫んだりする妄想処。生存確認はついったにて。
30 . April
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08 . July

ちょっと前に書きかけてた、天野月子の「恋」をドフ鰐でやってみよう企画の切れ端があったので、お茶濁しに上げてみます。めっきりまともな更新してなくてすみません…。

※注意
・導入部のみ
・物凄く書きかけ(激短)
・現代パラレル→鰐:リーマン/ドフラ:ライター
・何 も し て い な い (お前)
 






 世界は夜行性の人間に優しくない。
 暴力的な眩しさに目を眇めながら、ドフラミンゴは毎度そう思った。サングラス越しでも、徹夜明けの目に夏の太陽の光線は強烈過ぎる。これから一眠りする身としては、体内時計のリセットなど不要である。
 それでもドアを開け、マンションの階段を降りているのは、今日が不燃ゴミの回収日だからだ。先週は正常な、つまりは昼夜逆転の生活を送っていたおかげで清掃員を逃してしまったので、今回は流石に出さないわけにはいかなかった。
 細めた光彩の裏で、数十分前までしていた仕事の残滓がちらつく。徹夜にお馴染みの副作用で頭はやけに冴えていたが、一旦横になれば昏倒するように眠り込んでしまうことは解っていた。
 ふわ、と欠伸を漏らし、ドフラミンゴは共同の集積スペースにゴミ袋を放る。ビニールから透けて見える食品のラベルを見留めて、そういえば昨日の夕方から何も食べていないことを思い出す。冷蔵庫の中の食糧が乏しいことにも同時に思い至り、けれどもう徒歩三十秒のコンビニまで足を伸ばす気力すらない。来た通路を引き返すと、通勤前の会社員らしき男も、ゴミ袋を携えて降りてきていた。
「どーも」
 言っておいて、ドフラミンゴは自分の行動に驚いた。普段なら面識のない人間に挨拶などしないのだが、徹夜明けのハイがもたらす積極性は思わぬところに出る。
「……どうも」
 申し訳程度に会釈して、相手はドフラミンゴの横を通り過ぎて行った。





去年越してきたお隣のサラリーマンに片想いする可愛い女の子の歌でした原曲は。
何故私が書くと途端に夢もファンタジーもなくなるのか…。この後の展開を考えてみたものの、一向にくっつくどころか顔を合わせすらしないのでそっと投げた妄想フォルダに格納と相成りました。

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