こんにちは、妄想に筆がおっつかないことに定評のある管理人です。
この病とパラレル中毒病だけは誰にも負ける気がしません。先生…原作に沿った妄想がしたいです…。(安西先生に謝れ)
あれちょっとこれ鰐誕っぽいんじゃないの、という妄想が降りてきたのですが、これ以上抱えてる鰐を増やすわけにはいかないので、実業家×金融エリートの遠恋ドフ鰐はそっと心の使わないけど捨てられないボックスにしまっておこうと思います。(また鰐が銀行員なのかよ)(すみませんなんとなく鰐は現代だと金融のイメージが)というわけで最早恒例のパラレル妄想です。でろ甘いです。
鰐は外資系銀行のエリートで海外赴任中、むしろその国における本店でキャリア積んでる真っ最中。ドフラは発展途上国とかに事業の拠点を置いて世界中を飛び回ってる事業家で、二人が直接会うなんて年に数回あるかないかってくらいの超遠距離恋愛だといい。顔を合わせるのは専らスカイプで、それすら生活時間とか時差が一致した時くらいしかコンタクト取れないっていう。ドフラはまだビッグネームになる前、付き合い始めた頃は鬱陶しいくらい誕生日とか記念日とかにサプライズを企んで鰐を閉口させましたが、いつの間にか地理的な距離も精神的な距離も離れていて、鰐はそろそろ潮時かなとか思ってます。
そんな中、誕生日の1ヶ月くらい前に「今年はお前の誕生日にそっち行けるから」っていう連絡をドフラがよこすんですが、それも当日の3日前くらいに「ごめんやっぱ無理プレゼントは送っとくから」に変わって、いつも通り借り上げのアパートメントで一人過ごすことに。ちなみに鰐は職場の人間には自分の誕生日言ってません。物凄く認めたくないけど心の隅っこにドフラの来訪を期待する気持ちが毎年あるので。(乙女仕様自重してそこのひと)
デリで買ってきた夕食済ませて洗濯機回して風呂入って明日の仕事の予定をチェックして、電話どころかメールもないまま9/5も23時を回ったところで、鰐はああもういいやってベッドに入るといいと思います。期待とか希望を持つことに疲れた44歳。次に連絡来た時には別れ話を切り出そうと目を閉じて考える44歳。でも自分から別れようとは色んな意味で言いたくない44歳。(もういいから)
結局そんなことをぐるぐる悩んでたら日付が変わって、寝ることを諦めた鰐は横になったまま天井を見つめてるといいのに。喉につっかえる感覚とか目の奥が熱くなる感覚とかに必死に気付かないふりをすればいいのに。観念しても瞼が腫れるのを気にして拭えず、涙がこぼれるままやっぱり天井を見つめ続ければいいのに。私はover40の働き盛りを一体何だと思っているのか。
しかしそんな有様なのにリビングの方からどう聞いても不審者が侵入したっぽい物音がして、ご機嫌斜めどころか直滑降で起きた鰐が護身用のスタンガン片手に寝室のドアを開けようとしたら、逆に物凄い勢いで開け放たれて目の前にお前それ持ち歩くのはねえよってくらいでっかい花束を持ったドフラが息せき切らして立ってるといいと思います。いいと思います!「……間に合った?」「……ってねェよ」という非常にテンポの悪い会話をすればいいと思います。実は三日前に会えない連絡を入れた時は9/5になった瞬間にはもう鰐の家の前に立ててる筈で、久しぶりのサプライズを目論んでいたのに、急遽仕事が入って本気でアメリカ(今決定)に飛べなくなりふざけんな死ねあのクソファンド…!とか内心荒れ狂いながらなんとか案件を片付け力ずくで鰐の元へ発ったドフラミンゴ氏。でも数分の差で間に合ってない。エレベーター待つ時間もまどろっこしくて非常階段使って登ってきたせいで汗だくな39歳。仕事の後直で機上の人になったのでスーツのまま。タイとかタイピンとか歪みまくり(全力疾走の余波)だけどそんなん構ってられるかああああって頑張った39歳。でも間に合ってない。
そんなドフラは意地でも成功させようとしたサプライズを初めて仕損じてガン凹みしながら、でも数ヶ月(下手したら1年)ぶりの生の恋人に背骨折る勢いでハグすればいいよ。勢い余ってそのまま後ろのベッドに倒れ込むといいよ。呆然としてる鰐がやがて恥ずかしさで爆発するくらい好き好き大好きコールを連呼すればいいと思うよ。会えなくて体重減ったとか煙草増えたとか眠れなくなったとかめんどいことを言い募ればいいと思うよ。(ドフラまで乙女ってどういうことなの)(仕様です)極めつけに冗談めかして、でも冗談で覆い隠せない不安さを覗かせて「まだちゃんと俺のこと愛してる?」って尋ねる四十路直前。(大人になれよ)(思いがけず中の人繋がり)
それに対してするっとうっかり「おれの台詞だ馬鹿野郎」って言っちゃって、その途端相手にずぶずぶに依存してる自分を暴露したことに気付いた鰐は全力で逃げようとするといいのに。逃げられるわけなくてもがいた挙句うつぶせでがっちり捕獲されるといいのに。からかわれるならまだしも寂しい思いさせてごめんなとか言われて色んな激情の防波堤がぶっ壊れてまた泣けばいいのに。でも泣き顔は意地でも見せない年上のプライド。泣いてる時点でどうなのとか突っ込んだら負けだと思っている。
その後帰れとか出てけとか言いながら回されたドフラの腕をぎゅっとするテンプレツンデレ鰐がいたり、久しぶりに会ったらやることはひとつだよねなお約束展開があったり、二人で一緒に朝寝坊したりします。鰐は結局仮病で有給使いました。
というパラレルが、この素敵な電脳世界のどこかに落ちていないかと這いずり回っています。どなたか管理人の脳の温暖化を止めてやってください。(手遅れだね)(そうだね)
