■天下×天我論
馬鹿な弟ほど可愛い。何だかもうこの一言に尽きます。
虎金井編以降から派生、強くなろうと頑張る天下が長兄と正面から向き合おうとするところから始まります。向き合ったら勢い余って変な方向に飛んでいってしまいました。おそらくそれまでは天々や天礼に苛められっぱなしで、その上に君臨する天我を見るなんてことは出来なかったと思うのですが、覚悟を決めて対面してみたら思いの外普通の兄弟関係に落ち着いたという。
天我にしてみれば、今までの不甲斐ない弟を見下してはいたものの、それは天下個人というより「強くなることを諦めていた人間」に対する軽蔑と嫌悪だったので、自分に向かってくるようになった三男坊への当たりは逆に柔らかくなります。強くなりたい子は見捨てないお兄ちゃん。(例:犬塚さん家の息子さん)
そんな態度の変化を疑問に思いつつも、兄弟になってから初めてくらいの勢いで普通のコミュニケーションを取りつつ生活していく中で、天下の感情ベクトルが化学反応を起こします。子虎に甘噛みさせてた気分の筈がいつの間にか若虎にのしかかられてて、そこでやっと気付く長男。内臓殺しのニーキックを見舞いながら男(しかも弟)に食われてなるものかと決意する長男。言動の端々から割と男は男、女は女という本質主義的(前時代的とも言うかもしれません)な考え方をする人に見えるので、その辺のハードルは限りなく高いです。独自の倫理観も加算されて、守りの堅さは倍率ドン更に倍。
それでも兄を押し倒すべく不純ながら盲目的に修行する弟を横目に見て、密かに頭を抱えてるといいと思います。まあ最終的には拝み倒されてなし崩しに関係を持ってしまえばいいんじゃないかな!震える虎耳と虎尻尾の幻覚が見えて断りきれなくなるといいんじゃないかな!185cmある弟に獣耳はどうよという気がしますが、天我兄さんは推定190cmはありそうなので不問に伏しておいてください。(何でよ)
なんだかんだで情はある人なので、追々お兄ちゃんの方もほだされて色恋的なものを抱いてくれるようになるといいなと。あれ、これ結局天下→天我論じゃないのか…?
ていうか天下、虎金井編後里帰りしてないじゃないか。どうしよう。(ここまで語っておいて…!)

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