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萌えた時に萌えたものを書いたり叫んだりする妄想処。生存確認はついったにて。
30 . April
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19 . February
くまドフ×4、ゴムドフ/クザドフ/ロドフ/モブドフ×1です。
了解された方は下からどうぞー。






 




■くまドフ
ざらついた悲鳴で起こされた。声を上げた本人は未だ悪夢にからめとられている。ドフラミンゴ、と浅い呼吸を繰り返す身体を後ろから抱いて呼ぶ。揺り籠の中であやすように引き寄せ、こわばった手を包む。お前の背を踏みしめる竜の蹄も、弾ければいい。何度も思ったことを、今も思う。
(天竜人の奴隷だったドフラでくまドフ)

あいしてる、わからずや、ありがとう、ごめんなさい、いかないで、いかないで、いかないで。口に出せず飲み込んだ言葉が目を覚まし、溶けてあふれてこみあげる。ジャケットに縋った手が離せず、おかえりも馬鹿野郎も紡げない。「ここにいろ」と、嗚咽にまみれて繰り返すことしか。
(悲恋っぽくなったけどくま帰還後の捏造未来)

結婚しようと言われて日付を確認した。4月1日ではなかった。相手の膝に乗り上げて、熱を計った。そもそも八割方機械の体では、平熱の基準が解らない。ベガパンクに連絡しようと電伝虫の受話器を取ったところで止められた。「おれは正常だ、ドフラミンゴ」お前そこは冗談って言えよ!

冬枯れの庭は屋敷の中から眺めていても色彩に欠ける。なァあの辺ってなんか咲くの、と指をさされ、ポットを置いて窓の外を見た。あの角には、確かつつじが咲く。どんなんだっけ、という言葉に、他の説明を思いつかなかったので、「お前に似ている」と言ったら相手は爆発した。



■ゴムドフ
二年後に戻ってくる、と言って抱きしめた。二年後には、腕を回しても腰しか抱けないおれの背はもっと伸びているだろうか。それまでに、こいつは誰かを抱きしめるだろうか。おれ以外見えなくなればいい、と祈るように、瞼の向こうの光に透けるガラスみたいなみどりの目にキスをした。

■クザドフ
「あら、女の子に酷いことでもしたの」内腿をざっくりと裂いた名残の、ひきつれた皮膚に指を滑らせて言う。ノーコメント、と笑うが、冷えた唇がそこに押し当てられると声が揺れた。かろうじて生ぬるい舌が、そこを這う。「可愛い仕返しじゃない、性感帯増やされるくらい」

■ロドフ
美しい手だ。関節のはっきりした、長い指の先に整った爪を戴く男の手。指の先の肉が削がれたように薄いのもいい。青い静脈の浮いた甲に唇を落としていると、返せよ、と不遜に笑われる。食っちまいたい。こんなことは言えるのに、甘ったるい台詞はひとつも言えなかった。

■モブ若ドフ痴漢
ふ、ふ、と押さえたてのひらの間から熟れた呼吸が洩れる。折れそうになる膝を、肉を扱く腕が支える。大丈夫?と囁きながら、男はボタンを外したシャツの隙間から胸の先を捏ね回している。ぬるぬると張り出しを弄び、だが響いたアナウンスに男はあっさり手を引いた。

 



蛇足:ゴム・クザン・ローはついったのキスお題で出たシチュを元に書きました。短文楽しい…。

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