Love Garage

 

【レイ若ドフ】
少し静かにしていなさい。唇にかるく指を当てられ、けれどそれで黙せるはずもない。何だ、何だこれは。身体の奥から溶けだし、カップの縁を越えたポタージュのようにあふれてゆく。呼ぶ名前がなくて欲しがると、くたばった海賊王の右腕がそこにいた。

【ルーキー鰐ドフ】
文字通り身を裂かれる激痛にベッドの上を這いずる。前に逃れたのは腕だけで、ねじこまれた腰に息が詰まった。脂汗をシーツに吸わせていると、手綱のように髪を引っ張られた。「ブロンドだけは、極上だな」うるせェと吐けば、尚更深く穿たれた。

【紳士モブドフ陵辱】
ずるり、と連なる球がひとつ抜き出されるごとに雫が床を打つ。張りつめきらぬ肉の先端から、透明な粘液が膨らんで重みに負け落ちる。躾がなっていないと、その小さな孔にほそい銀の棒が挿しこまれた。がくがくと震える顎を、ステッキの先が持ち上げる。「お預けだよ、ドフラミンゴ」


【くまドフ（if:PX-0改造後くまの意識があったら）】
声も身体も手放し、それでもおれの形を保った肉と金属のキメラの籠の中で、おれは奴を見下ろす。おれの物でなくなった手に顔に、美しい骨の見て取れる長い指が触れる。やめろ、触るな見たくない。自ら閉じることもできない眼球で、おれの見たことのない笑い方をするお前を見たくない。

【くまドフ】※死にネタ
これは焼けない、と請負人は首を振った。依頼主のたっての願いを物理的な限界が阻む。ひとを焼く生ぬるい炎などでは鋼は焼けない。皆が額を突き合わせ悩み、そうしてさらさらとしろい砂になった依頼主は、兵器を棺に埋められた。

【くまドフ（培養液の中のくま＋ベガパンク）】
「ああ、そういえば今日彼を見たよ、いつも君について回っていたろう、あのピンク色の彼だよ」
「いやあ、彼ってあんなに大きかったんだねえ、君の隣にいると誰だって小さく見えるものねえ」
「ねえ、私が言えたことじゃないけれど」
「君は、どうして彼を置いていったんだい？」

【くまドフ】
なァどれくらい俺のこと好き？とティーンエイジャーの少女のような台詞を吐いてにやつく相手は、こちらの嘆息なり諫言なりを待っているのだろう。思惑が見通せるとその通りに動く気が失せる自分も大概だ。バーソロミュー姓になるか、と返せば、突っ伏した金髪の耳が茹で上がった。

【くまドフ→鰐ドフ（PX-0改造後）】
笑う。わらう。全てを嘲るように笑いながら喉を反らして喘ぎ啼く。たっぷりと毒を混ぜ込んだような淫猥さが不快で、スカーフを詰め込んだ。腹を突き破るように抉ると、喉に留まる悲鳴が大きくなって少し溜飲が下がる。出来損ないの笑みなど、見たくもない。


【しねくまドフ大学時代】
ひりついた喉がひゅうと鳴る。大丈夫か、と聞かれ辛うじて口の端を上げる。仕事遅れちまうんじゃねェの、ノイズの混じった囁きで相手を追い出す。目の上にずらしたタオルが、こぼれる前にぬるい雫を吸いとった。優しくしないでくれ、と唇だけですら、呟けない。

【くまドフ（ACパロ）】
「遊ぼう」って言うと「物好きだな」って言う。
「好き」って言うと「そうか」って言う。
「嫌い」って言うと「すまない」って言う。
「おかえり」って言うと「ただいま」って言う。
きかいでしょうか。いいえ、ほんものです。

【鰐ドフ（ACパロ）】
「久しぶりだな」っていうと「フラミンゴ野郎」って言う。
「嫉妬しちまうじゃねェか」って言うと「おれは誰とも組みはしねェよ」って言う。
「フッフッフ！」って言うと「泣くんじゃねェ」って言う。
こだまでしょうか。いいえ、鰐ドフです。

【鰐ドフ】
「嫉妬しちまうじゃねェか！フッフッフ！」
「しろよ」
「あン？」
「すればいいだろう。もっとしろ」
「…あ、え」
「嫉妬に狂っておれのことだけを考えろ、ドンキホーテ・ドフラミンゴ」

【くまドフ（パロ）】
神様はドフラミンゴを作った。神様は彼に部下を心酔させる強大な力と、狡猾な頭脳と、人に決して心を悟られない笑顔を与えた。天使が言った。「神様、これでは彼がひとりぼっちになってしまいます」神様はこう返した。「大丈夫、彼の伴侶は人じゃない。」

【くまドフ（パロ）】
神様はくまを作った。神様は彼に静かな声と、圧倒的な力と、見上げても顔が解らないほどの立派な身体を与えた。天使が言った。「神様、これでは誰も彼のお嫁さんになれません」神様はこう返した。「大丈夫、嫁の尻穴の柔軟度サービスしといた。」

【くまドフ（競売にかけられるキメラ牛ミンゴ）】
揉むのはいいが絞らないでくれよ。檻の外の会話に口を挟むことはできない。鎖を引かれ、首輪より先に額を鉄の棒にぶつけた。伸びてくる手は恐ろしいが、身を捩るのが関の山だ。わざと絞られていない胸は硬く張っている。ひそやかに感嘆じみた息を洩らした男は、値を上書きしていった。